TASTE OF NAGANO Event in パリ
長野の味を食す in パリ
2022年11月1日から5日まで、パリ11区に佇み地元の人々に愛されるビオ食堂「LE PETIT KELLER」(プチ・ケレール)にて長野県産食材を使用した期間限定メニューが提供されました。メニューの考案や調理を担当したのは長野県軽井沢町出身のオーナーシェフ 遠藤カホリさんです。
「そば、味噌、凍り豆腐などの長野県の食材をまとめて使用することって、パリではなかったので、こんなにもバリエーション豊かに、長野県の食材を調理することができて楽しかったですし、普段の使い方を乗り越えて、新しい使い方をいろいろ考えてみたいなと意欲が湧きました」特に、糸寒天と凍り豆腐が挑戦しがいがあったという遠藤さん。日本では煮物として調理されることの多い凍り豆腐は、フランスの人々にも親しみやすいようにと、カリっと揚げて甘酸っぱいソースとあえて提供されました。
「凍り豆腐はフランスでは馴染みがない食材でしたが、『凍り豆腐がとってもおいしい!家でも調理してみる』と購入される方もいらっしゃって、そのポテンシャルの高さを感じました」と遠藤さん。
また、豚肉のソテーに添えて提供した糸寒天と自家製キムチのサラダは「糸寒天とキムチのサラダだけおかわりしたい」とのリクエストがあるほど、常連さんからも好評を得たそう。
「凍り豆腐はフランスでは馴染みがない食材でしたが、『凍り豆腐がとってもおいしい!家でも調理してみる』と購入される方もいらっしゃって、そのポテンシャルの高さを感じました」と遠藤さん。
また、豚肉のソテーに添えて提供した糸寒天と自家製キムチのサラダは「糸寒天とキムチのサラダだけおかわりしたい」とのリクエストがあるほど、常連さんからも好評を得たそう。
Le Petit Kellerの通常メニューでも取り入れられるなど、フランスでも馴染みのあるそばはオリーブオイルと塩で味付けをし、マスカルポーネチーズと柿と季節のハーブを添えた、主食としてもおつまみとしても楽しめる一品に。
「そばつゆやお醤油など味が濃いものと合わせるのがもったいないくらい、そばの香りが繊細でおいしくて、私だったら塩で食べたいかな、夜にワインのおつまみとして楽しむならどうアレンジしようかなって。そういう発想ですね」と遠藤さん。
「そばつゆやお醤油など味が濃いものと合わせるのがもったいないくらい、そばの香りが繊細でおいしくて、私だったら塩で食べたいかな、夜にワインのおつまみとして楽しむならどうアレンジしようかなって。そういう発想ですね」と遠藤さん。
信州そばの風味や喉越しが生かされたメニューはお客さんからも「このそばは香り豊かで格段においしいね」と好評だったほか、訪れた長野県スタッフにとっては「和食のイメージが強いそばがワインにぴったりなおつまみになるなんて!」とパリっ子にも長野県民にも驚きを与えた一品となりました。
「体がどれだけおいしく感じられるか」を大切に、フランスの家庭料理がベースにありつつ、和や多国籍料理の要素も感じられるLe Petit Kellerですが、今回メニューで「Nagano Special Menu」と銘打ったことで、「実は、自分は日本に何度も行ったことがあるんだけど、これは初めてたべる食材だ」などの会話が生れるなど、常連さんの新たな一面が垣間見られたそう。Le Petit Kellerの隣にオープンしたばかりの新店舗で同時開催した長野県産品のポップアップ販売にも足を運ぶ方も多く、家庭使いでも日本のコアな食材に興味を抱かれるお客様がいることに、遠藤さん自身も驚かれたそうです。また、「Nagano」のワードから1998年に開催された「長野オリンピック」が思い出され、「長野っていうと雪が豊富そうだよね、寒そうだけどスキーやりたいな」などの会話も生まれたのだとか。遠藤カホリさんの手により、長野県産品の楽しみ方の幅が広まるとともに、パリっ子たちに長野県という日本の一地方の魅力を伝える機会となった今回のイベント。パリと長野県の距離が近づく、小さくとも確かな一歩となったのではないでしょうか。
〈Le Petit Keller〉
住所:13 bis rue Keller 75011 Paris
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